ほけんだより
ご家庭での事故やけがへの注意は万全でしょうか?小さな子どもは、まだ何が危険かを予測することができず、好奇心旺盛で怖いもの知らずです。大人が、安全な環境を整えてあげましょう。
子どもにとって安心して過ごせる家の中が、じつは事故の危険の高い場所だということをご存じでしょうか?0〜6歳の子どもの事故の約40%は、家の中で起こっています。
家の中で起こる事故はさまざまですが、特に命にかかわるのが、窒息です。0歳児が圧倒的に多いものの、1歳児・2歳児でもゼロではありません。家の中を安全・安心な場所にするために、もう一度チェックしてください。
リビングなど
ソファーやベビーベッドから落ちたり、たばこを飲み込んだりといった事故がよくあります。
浴室
残り湯に落ちる、入浴中にちょっと目を離したすきにおぼれるなど、水の事故の危険があります。
小さいものはしっかり管理
3歳の子どもの口の大きさは約4㎝。これより小さなものは、子どもの手の届かないところに保管しましょう。ボタン電池、ナッツ類、たばこ、薬など、身近なものでも飲み込むと危険なものはたくさんあります。
キッチン
炊飯器や電気ポッドなど、調理器具によるやけどが多い場所。
ベランダ
台などに上って手すりを越える事故が、3歳以降急増します。危険なものがないかチェックしましょう。
ほけんだより
暑い日が続いています。子どもたちは、暑さの中でも夢中で遊ぶので、水分補給や休憩を取るなど体調には十分気を配りましょう。
また、7月に入り県内で新型コロナウィルス感染者がみられています。
すでに感染予防対策については、周知していえることとは思いますが、保育所やご家庭でも、改めて感染予防対策について見直してみましょう♪
脱水とは・・・
体内の水分や電解質が著しく低下した場合に起こる症状で、大量に汗をかいた場合や体調不良による嘔吐や下痢などでも症状が発症することがあります。
子どもの場合、大人に比べ体の水分量が多く、腎機能が未熟なため脱水を起こしやすくなります。さらに、喉の渇きや身体の異変を自分から訴えられず、自ら水分を摂取することができないため、気がつくと脱水が進んでいることもあります。また、暑くなるこの時期は汗で大量の水分とともに電解質が失われます。水分補給に加え電解質がも摂取し脱水症にならないよう注意が必要になります!
脱水症状のチェック
・機嫌が悪く、元気がない、ぐったりしている
・おむつがいつもより軽い(おしっこが少ない)
・尿の色が濃く、臭いもきつい
・口の中が乾燥している
・皮膚がカサカサして張りがない
・眼がくぼんだ感じ
・手足が冷たくなった
・呼びかけても反応がない
脱水症の予防・対策
こまめな水分補給・電解質(塩分、糖分)も摂取する。
大量に汗をかいたり、嘔吐することによって水分のみならず塩分も失われます。
そのため、水分だけを摂取しても症状が改善されなかったり、症状が悪化することもあります。